ようこそ 日本コンクリート工学会北海道支部へ

深瀬孝之前支部長(北海道科学大学)の後を受け、2024年6月から日本コンクリート工学会北海道支部長を務めさせていただくことになりました。

北海道支部は、本学会での最初の支部として柴田拓二支部長のもとに平成5年(1993年)6月に設立されました。現在、支部会員数は386名(正会員・学生会員362名、団体会員24名) に達し、土木、建築、コンクリート材料、レディーミクストコンクリートなど、幅広い分野での研究者や技術者が集う、産官学連携の場として重要な役割を果たしています。

支部の主な活動には、北海道地域における構造物設計や火山堆積物の利用、短繊維補強コンクリートの力学モデルに関する3つの調査研究委員会の運営、コンクリートの日(9月10日)に合わせた見学会や講習会の開催、優れた研究成果を挙げた学生に授与される支部優秀学生賞の表彰、そして、若手技術者や研究者の連携と交流を目的とした支部若手会の活動などがあります。

令和5年(2023年)6月、北海道支部は設立30周年を迎え、その節目を祝う記念事業が盛大に挙行されました。この記念行事を契機に、支部では現状や課題を再認識し、次世代へのバトンタッチや支部の持続可能性を視野に入れた活動の強化を目指して『将来構想検討委員会』を設置し、鋭意議論を進めています。これからも、これまで築いてきた活発な活動を継続するとともに、若手の技術者や研究者、そして次世代を担う学生たちを巻き込んだ新たな取り組みにも力を入れ、支部活動のさらなる活性化を図ってまいります。

今後とも、支部会員、支部執行委員をはじめとする関係者の皆様のご支援とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。


公益社団法人 日本コンクリート工学会 北海道支部
支部長 井上 真澄(北見工業大学工学部社会環境系 教授)